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寿司屋でバイトをするなら、寿司屋特有の業界用語や、ルールなども知っておくと良いでしょう。寿司屋では様々な隠語が使われます。ガリ(しょうが)、シャリ(米)、アガリ(お茶)などはすっかり一般の人にも広まっている用語ですので、回転寿司店に来店されるお客さんも使います。このような用語や、「時価」の意味など、古くから伝わる寿司屋事情を知ろうとするならば回転寿司ではなく、回転しない寿司屋に行ってみるのが一番です。
なぜお寿司屋さんでは時価で寿司を提供するのでしょうか。寿司屋で提供する寿司ネタの種類は多く、天候などによって仕入れ値は大きく変動します。また同じ寿司ネタの部位によっても値段は倍以上違う場合も珍しくありません。そしてカウンターのお客さんに対しては目の前での作業となり下手な部位を出すわけにはいかないので、どうしても優先してネタの美味しい部分を提供する事になります。またカウンターのお客さんには専属で寿司職人がつくという、寿司屋ならではの特殊な状況があります。これらすべてを考えると「時価」にすることが無難である場合が多いのです。
お寿司を楽しむためには、一般的に正しいとされる注文方法があります。それを知っているだけで、他のアルバイトとは違った場所からスタートできます。味の薄いものから濃いものへと移っていくと、すべての味のお寿司を新鮮な気持ちで楽しむことができますので、そうやって注文をしていくと食事を楽しむことができます。他には、お店の技術を知るために、その技術が使われているネタを注文するというのも良い手です。ただしそれはあくまで一般的なものであり、正解というものはありません。注文をしたい順番、品物というのは自分の思ったように頼めばいいのです。食事を楽しみに来ているということを忘れないようにしましょう。
寿司屋ではたくさんの独特な寿司用語が使われています。それは寿司屋を取り巻く歴史が文化に昇華している証拠なのです。それを楽しんで使っているお客さんの意図をすぐに汲んで、的確に対応できるようになることが寿司屋で働くためには必要です。なので「お愛想」「あがり」「むらさき」などのお客さんが使う頻度の高い寿司用語から学んで、記憶していく事が必要です。お客さんが「あがりください」と言った時に、すっとお茶を出せるようになるように、お客さんが間違って「お愛想」と言った場合でも「お会計の事だと」判断して、スムーズに対応できるようになることが、寿司屋に必要な人材になった証拠になります。